端午の節句を祝う
端午の節句のおもてなしとお祝い返し
端午の節句には、親の願いを五月人形だけではなく、ごちそうにも託してお祝いしてあげたいものですね。たとえば、初節句には、喜び事の鯛の尾頭つきや、若竹のように伸びて欲しいとの願いを込めて旬の筍料理はいかがでしょう。
そして、端午の節句と言えば欠かせないのが、柏餅とちまきです。柏餅にはみそあんと小豆あんの二通りがあり、葉の裏表で区別しました。この柏の葉には薬効があり、季節柄気をつけたい食中毒に対する、昔の人々の知恵と言えましょう。
そして、子の健康を気づかう親の心も込められているのかもしれません。
一方、中国から伝わったという「ちまきは」、五月五日、大河に身を投げた弟、屈原の霊を弔うために姉が当日餅を河に投じたという「屈原」の伝説に由来しています。このちまきは、中国ではお祝いの日に出される食べ物として、日本では、ご存知ように五月節句の供物として柏餅と共に登場します。このような柏餅やちまきは、お祝い返しとしても最適です。改まった方には、柏餅、ちまきの箱入れを包んで菖蒲を添えてお届けします。日頃親しい近隣の方々には、気軽な形でやはり柏餅やちまきを。遠方の方には、いただいた人形などを背景にお子様さまの写真を添えてお届けしましょう。
また、いずれもしるしは「内祝い」とし、お子さまの名前を入れます。
むかしから薬草として、よく使われてきた菖蒲。煎じて腹痛に、虫くだしに。そして、打ち身の治療にも薬効があると言われています。この菖蒲が魔よけになると信じられているのは、恐ろしい山姥を菖蒲が退散させたという「喰わず女房」という民話によるそうです。
こうして、昔からお節句の物忌みのしるしとして用いられてきた菖蒲、武士社会においては、武事を貴ぶ「尚武」に通じるとして、より大切にされていました。
五月五日、端午の節句にその根や葉を入れて沸かす菖蒲湯は、初夏の爽やかな匂いと共に、菖蒲の独特の香りがし、体があたたまるといいます。
またお湯につかった柔らかな葉を頭にまくと、頭がよくなる、腹のまわりにまくと病気しない、など語り伝えられています。
五月人形の保存方法
天気の良い空気が乾燥した日を選び、一度風に当ててから羽バタキでやさしくホコリを払います。細かい部分は穂先をバラした小筆をつかって、静かに払い落とします。このとき、子供大将などの顔や金属部には直接手を触れないようお取り扱いください。子供大将は、髪の毛にくせがつかないよう気を付けながら柔らかい白い紙で顔をつつんでおきます。
それぞれの付属品を確めながら箱に詰めますが、防虫剤は化学反応をおこす恐れがありますので、一箱に二粒を限度に極少量を紙に包んでお入れください。また、特に指定されている商品にはお入れにならな